2019 信州アプリコンテスト0の振り返り
2019年12月7日(土) 信州アプリコンテスト
に参加してきました。
コンテストの結果、、、以下の賞を頂けました!!
コンテストの概要については↓↓↓ shinshu-futureapp.net
小学生から社会人まで幅広い世代の方達が参加されていました。
気になった発表
U-18アイデア部門の「AIスクッチブラザーズ」(信州大学教育学部付属松本小学校)
Posenet2Scratchを用いて姿勢推定し、スクラッチの猫を自分の動きに合わせて動かすゲームについて紹介してくれました。スクラッチを使ったゲーム開発を教える時に、今回発表で紹介されていたPosenet2Scratch
を用いれば、AIについても興味を持てるゲーム開発ができるなと思いました。
github.com
ではでは、私が発表したことについて書きます。
何を発表したのか?
長野県の自転車盗難データを使って自転車盗難を推測するLINEBotについて発表しました。ざっくり言うと、LINEBotから取得した利用者情報(日付・位置情報・施錠状態etc)が、盗難被害情報の特徴にどれだけ似ているか
を数値化し、盗難推測を目的としたLINEBot開発を行いました。
長野県自転車盗難のオープンデータを元に盗難を推測するBOTを作成しています。オープンデータ使ったデータ分析を独学中なので、色々教えてくれる人いたらウレしいです。
— kawanobekenji (@kawaken_7) September 23, 2019
関連技術 #Heroku #Django #LINEMessageAPI #マハラノビス #共分散行列 #データ分析 #機械学習 pic.twitter.com/Iou6tKSDLs
システムのより詳細については、後日整理して記事に書こうと思います。
以下に詳しく書きました。
kawakeee.hatenablog.com kawakeee.hatenablog.com
審査員からの質問
わすれないうちに、審査員との質疑応答を記しておきます。
[質問] 盗難被害と、天候は関係性があると思いますが。推測には天候情報は考慮されていますか?
[私の回答]
自転車盗難被害情報に天候情報が含まれていないため、推測には考慮されていません。ただ、盗難被害が持つ日付情報と公開されている天気情報を紐づければ天候を考慮した推測も可能です。
[質問] 安全だと思い込んでいる利用者の、盗難予防意識を高める工夫はされましたか?
[私の回答]
今回の開発で、盗難予防意識を高めるような機能は実装できませんでした。現在の本システムでは、利用者からLINEBotへ盗難推測を実行する一方向となっているので、今後の改良としては位置情報などから事前に盗難推測を行い、危険な場合はLINEBotから利用者へ通知するなど双方向で盗難推測行えるようにすれば、利用者の自転車盗難に対する意識を高められると思います。
[質問] 年齢は盗難に関係あるといえる?
[私の回答]
盗難に年齢また職業は直接の関係
はないと思います。自転車利用者の割合は高齢も若者もあまり変わりません。推測ですが、若者の方が高価な自転車を乗っていること、そして高価な自転車ほど盗難が発生しやすいとは思います。年齢↔︎盗難に直接の関係
が無いなかで、今回のように若者の盗難被害件数が多くなった原因は、年齢↔︎自転車情報(車種・色etc)↔︎盗難のように間接した関係
によるものだと思います。
所感
半年ほど費やして今回のアプリコンテストに向けて準備してきました。限られたオープンデータを活用したシステム開発は、データ分析力だけでなく、今後集めるべきデータ
はどんなものがあるのか?についても知ることができました。発表では、色々な視点からコメントも頂いて、まだまだ考えれたことはあったなと思い勉強になりました。
当日直前の、社内のレビュー会では発表の構成、考察の修正、自転車利用者割合の確認、などたくさんの協力をして貰いました。本当にありがとうございました。社内で事前に自転車盗難について、議論できたことによって本番当日の質疑応答でも落ち着いて回答できました。ご協力ありがとうございました!!
昨日頂いた、Nest_Hubで一気に家が近未来になりました。お疲れ様でした!!
最後に、信州・長野でWebエンジニアに興味がありましたら、こちらの記事をどうぞ! kawakeee.hatenablog.com